英語トピックス

HOME

コンセプト

塾長紹介

応募方法・お約束事

開催日時・場所

イベント

英語トピックス

なぜ日本人は英語が話せないのか?
「日本人は中学、高校と、6年間英語を学んでも話せない。」と、外国人は首をかしげます。それはなぜでしょうか?「日本の英語教育は文法重視で、聞く技術や話す技術を教えてこなかったから。」、「島国の日本では日本語が話せれば生活が出来、英語を話す必要がないから。」、さらに「日本はインド、シンガポール、フィリピン、香港などのように、アメリカ・イギリスの植民地にならなかったから。」など、など、様々な理由が考えられますが、国際社会で英語は世界の共通語といっても過言ではなく、英語が話せると、世界で活躍する場が広がること は間違いないと思います。他のアジア諸国を見てみると、アメリカ・イギリスの旧植民地は当然のこと、中国、韓国でも、10年以上も前から小学校の授業に英語が導入されています。

遅れていた日本では、2011年から小学校5・6年を対象に学習指導要領で週1コマ(45分)の英語の授業が導入されていますが、2014年に発表された文部科学省の 「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」では、2020年の東京オリンピックの年から、小学校3・4年が週1~2コマ程度(活動型)、小学校5・6年が週3コマ程度(教科型)となり、さらに大変なことに、中学校は「授業をすべて英語で行うことが基本」となる予定です。

巷では「聞き流すだけ」という英語教材が有名ですが、「はたしてその教材だけで英語が話せるようになるでしょうか?」その教材を使って、話せるようになった人はいるかも知れません。しかし、英語の上級者が利用するならともかく、英会話を初めて勉強する方にとっては難しいかも知れません。実際、自分も購入して1年間試してみましたが、相当な英語力と努力が必要で、意志が弱く、挫折してしまいました。 このように英語を話せるようになることは大変なことだと痛感しました。

赤ちゃんがお母さんから1日10時間も母語を耳から聞いたり、英語圏に語学留学したり、ネイティブと結婚できればいいですが、この日本で、日本語で生活しながら、そのような英語の学習環境を作ることはかなり難しいことだと思います。

日本語を現在一生懸命勉強している小学校1・2年の皆さんは、確かにいい耳を持っているとは思いますが、自然に英語を習得することなんて出来ません。当然理屈で物事を考えますので、英文法は必要なのです。日本の今までの英語教育を否定してはいけません。話す、聞く訓練が出来ていなかっただけです。国の方針が変わって今一番戸惑っているのは、教師の先生方です。

そこで、英語を聞いたり、話したりする技術を持つ、英語経験のある一般人の活躍の場が出てくるのです。ネイティブに教わったほうが確かに効果があるかもしれませんが、英会話学校の講師や、小学校のALT(英語補助教員)が日本語を話すことは禁止されています。彼らは日本の文化、自然を体験したい、日本語を覚えたいという目的で日本に滞在し英会話を教えていますが、おそらく日本語を話せる方々もいると思います。私は、日本語を話せるのに、日本人のネイティブ信仰から日本語を話すことを外国人に禁止する日本の英語教育、風土に疑問を感じています。小学生さえ自然に英会話を習得できないなら、日本語を交えて理屈で教えた方が効果があると思います。

私は自身の英語学習経験から、週に一回程度のネイティブとのレッスンで英語が話せるようになるのは夢のまた夢だと思います。つまり英語に触れる絶対時間が不足しているのです。

外国に留学したり、仕事で長期滞在したりしないで、国内で英語の正しい発音、正しい英語をマスターした先人達は大勢います。彼らは子どもの時に早期英語教育で教わったのではなく、普通に中学から英語を習い始め、大人になって英語の大家になったのです。

英会話、英語は学問というより、スポーツと同様、体(からだ)や5感で体得する特殊な技術です。「正しい英語の発音が出来て、英語を指導する技術を持った日本人が、独自の手法で、日本人に適した指導法により英語を教えれば、小学生が英会話の基礎を習得することは可能である。」と考えます。   Ⓜ️onde